自信がついてから、なんて日は来なかった。
自信がついてから、なんて日は来なかった。
昔の俺は、ずっとこう思っていた。
「もっと歌が上手くなってから挑戦しよう」
「もっと自信がついてからオーディションを受けよう」
自分より圧倒的に才能のある人を見て、どうしても自信が持てなかった。
それに、お金もなかった。
レッスン代と生活費を払えば、税金を払う余裕もない。
だからアルバイトを増やす。
でも働けば働くほど、練習する時間がなくなる。
あいつに追いつくには、もっと練習しなきゃいけないのに。
そんな毎日だった。
でも、今なら分かる。
本当に怖かったのは、才能がないことじゃなくて、それを結果として突きつけられることだった。
オーディションを受けて落ちたら、自分の実力を認めなきゃいけない。
でも、受けなければ可能性は残っている気がする。
「まだ準備ができていないだけ」
そうやって自分に言い訳をしていた。
そして結局、挑戦しないまま年齢制限を超えてしまった。
俺が一番後悔しているのは、才能がなかったことでも、お金がなかったことでもない。
挑戦しなかったことだ。
じゃあ34歳になった今、自分に自信がついたのか。
全然そんなことはない。笑
SNSを開けば、自分より歌が上手い人なんて山ほどいる。
今だって仕事も生活も大切だし、自由に使える時間やお金が無限にあるわけじゃない。
でも、昔と一つだけ違うことがある。
それは、自信がなくても行動するようになったこと。
動画を投稿する。
ライブを開催する。
松山で1000人を集めるという目標を公言する。
今の俺に1000人を集められる実力があるのかと言われたら、まだまだ足りないと思う。
それでも、できるようになってから始めるんじゃなくて、できるようになるために行動している。
もちろん、行動したからといって全部うまくいくわけじゃない。
失敗もするし、恥ずかしい思いもすると思う。
でも、失敗したら次の方法を考えればいい。
昔の俺には、それができなかった。
今、何かを始めたいのに、自信がなくて動けない人がいるなら伝えたい。
自信がつくのを待っていたら、何年も過ぎてしまうかもしれない。
俺は実際にそうだった。
だからこそ、今の自分にできる小さな行動から始めてみてほしい。
そして俺自身も、これから結果を出していきたい。
特別な才能があるわけでもなく、何かを成し遂げたわけでもない今の俺が、少しずつ形にしていく姿を見てもらいたい。
いつか誰かが、
「あいつでもできたなら、俺もやってみようかな」
そう思って実際に行動してくれたら。
俺が音楽を続けていることにも、きっと大きな意味が生まれると思う。
